2019年11月5日から6日まで、タイ・チェンマイにて開かれた第55回東・東南アジア沿岸・沿海地球 科学計画調整委員会(CCOP)年次総会及び第3回日中韓ジオサミットフォローアップ会議に、曹静(そう・せい)日中韓三国協力事務局(TCS)事務次長率いるTCS代表団が出席しました。CCOP年次総会には、CCOP加盟国、加盟機関及び支援国、支援機関の代表者が出席しました。
曹事務次長は年次総会にて、三国間協力とTCSを紹介するプレゼンテーションを行い、TCSは、3か国の開発経験の共有及びその他の分野での実践的な協力経験の深化を通じて、東・東南アジア地域に限らず、その他の地域との持続可能な開発を促進することに前向きである旨強調し、TCSは、共通の発展と繁栄のためCJK + Xモダリティによる他国や関連機関等と協力する準備ができている旨述べました。
セッションでは、参加した国々及び機関の代表者が、それぞれ研究の進捗と成果を紹介し、出席したすべての代表団は、地域間の地球科学協力を強化することの重要性を再認識しました。
第3回日中韓ジオサミット後のフォローアップ会議にて、TCSは、経済分野に焦点を当てた三国間政府間協議の枠組みとフレームワークにおけるTCSによる支援及び三国協力を促進する取り組みを紹介するプレゼンテーションを行いました。三国の機関は、関連する地球科学のトピックに関する共同プロジェクトについて議論し、プロジェクトの調整に向けて、今後も議論を続ける旨合意しました。
11月5日、6日に開催されたテーマセッションでは、「持続可能な開発のための地球科学」のテーマの下、CCOP加盟国及び協力国の専門家が、関連するトピックに関する知識と取り組みを共有しました。
CCOPは、東アジアおよび東南アジアにおける応用地球科学プログラムの実施を促進及び調整の任務を担う、1966年に設立された政府間機関です。 日中韓は、フィリピンと共にCCOPの設立メンバーです。